きらきら星と

シュール

004 BOT

受け止める会話って知らないのかなあ。ぜんぶ叩き返される。
こんなに叩き返されるのにどんなキャッチボールを望むのだ?
BOTと会話していたらいい。
どんな返答も心を痛めることなくBOTは返してくれるだろう。わたしはbotになれないので、もう話さないよ。わたしが悪い。私が未熟。だからもう無理。

003思い出について

涼しい風が吹いている。少し寒い。

公園に滞在しているたくさんの人々。そのひとり。

そうそうに裏起毛のボーダーを着込み日陰のベンチに座る。人が多すぎてリラックスからは程遠い。パンクした車の代車はあるのだけれど乗りたくない触りたくないので何年かぶりに自転車に乗って公園に来た。テニスコートからラリーするポールのコンコンという音が反響して響く。いろんなことがうまくいかない。それは思い通りにならないだけ。自分のことだけ考えれば過不足なく日々は過ぎていく。

諦めては、諦めた中から譲りたくない気持ちを大切にする。大切にした人から大切にされなくてもそれはわたしのものじゃない。わたしが大切にするのはわたしの気持ちだから。

こどものころ、両親はわたしのことを特別に思っていたと思う。人の気持ちだから想像でしかないけれど、そこには執着とか独占とかペットへ思うような気持ちも多分に含まれていた。愛情がないと思うのとは違い、方法が噛み合わないのだと考えていた。今もそれは変わらないけれど、方法をまったく知らなかったのかなと追加で思うようになった。可哀想な事だ。

大切にしたい関係ほど大切に言葉と行動を重ねて伝え続けるしかないと思うのに、近過ぎることによって両親はわたしに甘えわたしの気持ちを奪った。

それだけの関係。

その後も理想を持ちながら、人は代わり、全部同じ。

両親で失敗したらその後リカバリは相当な努力が必要なんだろう。体感として思う。

それでも本を読んだりどうでもいい人の意見を聞いたり失敗しながら、人に寄り添うことや大切にすることを本当に少しずつ知った。その節はみなさまお世話になりました。周りに恵まれているというよりいい人間とのみ関係を続けてきた結果なのかもしれない。諦めた関係や切られた関係。たくさんたくさん必要だった。

馬鹿みたいな関係に傷ついた日々。人と向き合うのは最低限でいい。割とオープンに話すタイプだと思うけれど最近はそういう関係が心底必要ない。ある程度話すとある時ふと空気が変わる。急に相手が自分のことを話してくるようになる。それはその個人のコンディションだったりするのかもしれないけれど居心地の悪い親密さがまとわりつく。必要ないんだけど一通り聞く。ここから先は必要ない。だけど、と思う。

どうせ誰でも同じなんだし、誰でも傷つくのなら、時間つぶしにはなるかもしれない。傷つくことも生きる上で避けられない感情なのだろうから遊んだらいい。生きるのはたくさん遊ぶこと。ってことじゃないかしら。


涼しい風が頬をなでる。がんばって、ここまで来た。

何にも頼らず、生きた。

002

実家に帰りたい気持ちは無い。年々薄れていく。兄弟の1人は両親と絶縁した。それは育ててもらった恩もあるが、それ以上に自分の気持ちを守るために出ていったのだ。出ていくのも留まるのもどちらも人生だ。

わたしだって行く度に傷つくような言葉をかけられる。回復するのに1週間は要する。それでも行くのは白黒はっきりさせずにグレーのままあいまいに生きるためだ。親の介護や財産に興味はない。両親はバブル全盛期に稼いだから自分たちの死ぬまでの貯蓄はあるのではないだろうか?わたしは長男でないので多分だかいろいろな算段からは最初から除外されている。それでももしかしたら距離は近いので手伝いはすることになるのかもしれないが。絶縁して出ていった兄弟は帰ってこないだろうし葬式にも出ないだろう。相続で面倒なことになりそうだとは思うがなってからしかなにも出来ない。

盆休みに墓参りのついでに実家には寄った。1度寄ればとりあえずはいいのだ。早々に帰ろうとして昼ごはんを用意され帰りそびれた。しかし両親と話すことなどひとつもない。ひとつくらいあってもシュミレーションの段階で叩き潰される。馬鹿なことを。そんなこと。揶揄され否定される。

そしてすべての言葉を飲み込むのだ。

テレビ画面に視線を向けたまま母が言った。

「人は1人では生きていない。人をいじめるな。尊重しなさいよ」

目の前が歪むくらい瞬間に怒りが沸き起こった。わたしがいじめる?だれを?だれの尊厳を踏みにじっているの?

小さくいじめなんてしていないと呟くのが精一杯だった。許せない言葉だった。

お久しぶりです

日記を書いても、気持ちを書けなくてそのまま放置していました。ああとても疲れている。病んでいる。病んでいるのはずっとだ。
毎日は過ぎる。

気持ちも過ぎていく。
生きていくのが辛いのだと、思い知らされる。くるしい。

覚書

だれかのためにすることなんてない
自分のためにする


悲しい
答えなどひとつもでてこない


気持ちに偽りはなかったけど、
ちがう世界
望むものと与えるものが違いすぎた

本質がこういう結果になったのなら
この先はない
それなら何を求めている?


さて
本日も生きている

星野です 不惑の年を生きます