きらきら星と

シュール

009

ここまで時間がかかると、想像していなかった。期限も切らずに悲しみたいだけ悲しもうと決めていたからここまでかかったんだろうね。

幸せだったね。楽しかったね。
そう感じているわたしを見ていた。遠からず終わる幸せだとも分かっていたから、幸せに最後まで浸ればいいと思っていた。
大切だとちゃんと心から思って、自由であって欲しかった。それだけだった。
わたしに誰かを幸せに出来る技量など持ち合わせていない。一緒に居て幸せやふわふわした形にならないものを感じてもらえるのならそれも、幸い。

星野です 不惑の年を生きます