きらきら星と

シュール

覚書

あの日を超えてもういいかなと思う。先のことを考えると苦しくなる。結論として先のことは考えない。考えるのは目先のこと。そうやって生きなければ生きていけない。
恋愛だったのかと問われたら答えなんかみつからない。恋愛じゃない。片思いだ。
体を突き抜けた痛みも魂も、歪んで満たされて、不満だらけだった。
これだけ痛くてたまらない時間が名残惜しくて、それは最初から終わりが目の前にぶら下がっていたから。上手く行けば終わりが伸びるけど、上手く行かなければ直終。それでよかったけど、さみしくて幸せで両極端な時間をありがとう。ありがとう。もう二度と訪れない触れられない時間。神様、わたしは瞬きをしました。めをつむり、わたしの心情をさらけました。だれに?わたしに。
欲しかったものはわずかな時間だったけれど、得られてよかった。

許せなくても諦められる

死のうと思った瞬間から、何年も生きた。
死のうと、窓を開けた。桟に足を掛けた。でも飛ばなかった。だからコンクリには落ちなかった。落ちた自分が見えた。怖かった。
いつものカバンだけ持ってまだ日も昇らない道を目的地もなく走った。このままじゃ事故を起こすとコンビニで停車した。空を見たら、太陽の日が照らしていた。すべてを。
忘れてはならない。この瞬間を。これから生きるにしても死ぬにしても、この瞬間が糧になる。だから、写真を撮った。
忘れないように。まだ生きている。状況は変わったけれど、まだ生きている。
肌寒く感じた空気が、太陽で温まる。汚い木のベンチに座りながら、空をみつめていた。何年か後に答え合わせをするのかもしれない。どんな生き方をしていても、、、。
悪いことなんかない。許せなくても諦めたらいい。

雨が降っている。横たわり床につけた耳と体に雨音の振動が響く。とんとんと降る雨に遠い記憶が引っ張り出される。
明るい灰色の空。窓に伝うしずく。大粒であるほど光を多く含むのか煌めきながら落ちていく。なんにもできなくて、横たわったまま眺めていると心の枷が解かれたかのようにぼんやりする。常に頭を締め付ける思考がほんのわずか、緩む。
埋められない孤独は一生付き合っていくしかなく、先日ひとりで生きていくのだと決めてから体が重い。
たくさんの枷は生まれた時から少しづつ増え、今では歩くのもやっとだと思う。叶わない。自分で選んで生きていくのに付き纏う罪悪感。好きに望むように生きたらいい。ルールも常識も、本当は存在しない。カニカマにマヨネーズ、ご飯の上にのせて、細切りのきゅうりも乗せて海苔で巻いて食べた。幸せだね、と呟く。
白く明るかった空が暗くなってきた。雨が強まるのだろうか。
目を閉じれば、引き出しが開こうとする。それに鍵をかける。土曜の午後。

優しくすると、、

子どもの頃、やさしくされたかった。
むきあって、不安は大丈夫だよとなぐさめられたかった。大人になって、自分で大丈夫と唱えた。簡単なことだった。
不安なんて放っておいても湧いてくる。
それなら大丈夫でなくても大丈夫だよと抱きしめたらよかった。
いつか死ぬのだから、、やさしく、してあげた方が自分が幸せになれる。
怒りも憎しみも勝手に湧いてくる。
喜びも感謝も湧いてくる。
だからそれでいい。














As long as you are alive, I wish you happiness.
Thank you for your kindness.


It was love

掴む手

人は必ず死ぬから、欲しいものは選んで掴まなければ得られないまま死んでいくことになる。死ぬほどそのことを考えた。掴んだら離された。必要ないよと。納得する。それなら、また別の手をつかむだけだ。生きていくのにひとりは長すぎるからね。

雑記

頭が痛くて、横たわっている。
痛み止めを飲んだ。
ふたりで寝ている。
ちいさいマットレスに大人2人ははみ出してしまう。
痛いなぁ、、、。
めをつむると、お腹をさわられた。
安心しているのかな?
頭がいたい。
めをつむったまま、おなかに感じる手の甲の温かさにやっぱりわたしも安心を感じている。

つらくくるしくて、なのに降り注ぐようにきょうじゅされる感情。そのために生かされているのでしょう。

恐怖で、、

恐怖で死にそうになること、ある。
こわくて、こわくて、たまらない。
そこに車があるだけで、遠くから声が聞こえるだけで、夜中、床の軋む音で目が覚めただけで、まっくらな恐怖に飲み込まれる。

星野です 不惑の年を生きます